こんにちは、leftです。
「対面中に敵に目のピントが合わない」ため、敵に弾が当たらないという問題に悩まされ続けて約2年が経過しました。
でも今朝シャワー浴びてたら原因に気付いてしまったので書き残します。
対象読者
試し打ち場だと弾が当たるけど対面中には当たらない人
暇な人
1. そもそも「敵に目のピントが合わない」とは
ピントが合わないと物がぼやけて見えます。
合わない眼鏡をかけた時と同じで、物があるのはなんとなくわかるんだけど、どこにあるか正確にわからない、という状態になります。
ですから、「敵にピントが合わない」という状態は「敵は目の前にいるのはわかるんだけど、きちんと敵に焦点が合っていないから弾を撃っても(何発か)外してしまう」
という状態です。ぼんやりはわかっているので、長く撃っていればそのうち倒せます。
しかし、短い時間で勝敗が決まる対面において弾を外すこと=死であることは多いです。また、味方にカバーを入れる場合にも、弾を外さなければ味方が死ななかったということはよくあります。
ですから、「敵にピントが合わない」ということは大問題です。
2. ピント合わせはリソースを消費する
ここまで読んで、「いやいや、敵をちゃんと見ればいいだけでしょ?w簡単じゃん」と思った方。それは違います。
特に対面中に「敵をちゃんと見る」ということは大変です。
なぜなら対面を開始して終了するまで、以下の段階を踏むからです。
①敵を探す(眼で見る)
②対面していいか判断する(カウントや塗り、人数状況など様々な要素を考える)
③対面の下準備を考える(ボム誘導や足場確保、駆け引きなど)
④対面を始め、キャラクターを動かす。(実際に行動に移すため手を動かす)
⑤敵を見て、弾を当てる。(眼で見て、更に思った通りにエイムする手の動きが必要)
(腕前帯によっては段階を飛ばしている方もいると思います)
①⑤では眼、④⑤では手、②③では頭を使います。
さらに眼から入ってきた情報の処理と、手への信号送信は頭がやるのですから頭は非常に忙しい。
また、①⑤で眼を使う際もジャイロや自分のキャラクター操作で画面が揺れるため、きちんと敵を見続けることは頭にとって簡単ではありません。
そこに相手の動きが加わればさらに大変です。
キャッチボールでボールを見続けることを考えた場合、眼だけを使ってボールにピントを合わせ続けることが非常に大変なことは想像できると思います。
(逆にボールの動きが予想できればとても簡単になる)
試しうちでは敵に弾が当たるのに敵には当たらない…というのは自然なことで、①~③にリソースを使っておらず⑤に没頭できるためです。
かといって試しうちに意味がないかと言えば、④⑤の反復練習ができるのでそんなことはないと思います。
3. リソース不足の解消方法
私が「敵にピントが合ってないから敵に弾が当たらない」と気付き、初めにやったのは「敵を注視することを意識する」ことでした。
しかし、この方法は間違っていました。ただでさえ頭のリソースが足りないのに、より視覚に割くリソースを大きくしても⑤以外の別の段階がおざなりになるだけです。
3.1 相手の動きを読む
上でキャッチボールの例を出しましたが、ボールの動きさえ予測できてしまえばピントを合わせるのは簡単です。
これと同じように敵の動きが読めれば相手にピントを合わせやすくなります。
じゃあどうすれば読めるようになるかというと、やはり対面を繰り返して慣れていくしかないのだと思います。
(読みの入れ方については現在執筆中ですが、完成するかどうかはわかりません)
3.2 パターン化
行動を判断するには多くのリソースが必要です。
しかし、事前に「条件A,B,Cがあった時、重要なのは大体Aだからとりあえずこの行動をする」と決めた場合は大きくリソースを節約できます。
例えば、人数有利になった時に何をするか決めることを考えた場合に
「こっちが人数有利になった時は、大体攻め時なので他の状況はとりあえず無視して前に出る」
と試合前に考えて決めておく方が
「人数有利になった時、残りが潜伏しているかもしれないから前に出るかどうかは状況を見て決める」
とするより判断にかかるリソースが少なくて済む、ということです。
(もちろんリソースが足りれば潜伏に注意するに越したことはありません)
3.3 体調を整える
必要なリソースを減らすだけが解消方法ではありません。全体のリソースを増やすこともできます。
私たちは人間ですから、日によって体調が違います。当然寝不足や風邪の時は頭は働きません。
なるべく規則正しい生活をして、食事と睡眠をきちんと取ることも方法の一つです。
3.4 休憩をとる
人間の集中力には限界があり、続けて頭を使っていたらパフォーマンスが落ちます。
上手くいかないなと思ったら画面から離れて、体を動かしたり別のことをしたりして休憩を取りましょう。
集中力の持続時間に関しては様々な研究がされています。気になる方は調べてみてくださいね。
私の体感だと2~3試合しか最高の状態は維持できない気がしています。(個人の感想です)
4.おわりに
友人のうち一人と「敵にピントが合わない」という感覚を共有できたことがあります。これを乗り越えた彼曰く「しばらく戦犯したけど、敵だけ見ながらやってるとそのうち敵に一瞬ピントが合うようになる」と言っていました。
今思うと「繰り返し対面を行い、(無意識下で)どこかの段階で必要なリソースが減って、ピント合わせに必要なリソースを確保できた」のではないでしょうか。
もともと立ち回りより対面が得意な人なので、②の段階で私よりリソースを使わなかったり、③はもうリソースをほぼ使わなくてもできていたのかもしれません。
私は対面が非常に苦手で立ち回りに頭を使っていたので、②にそもそもリソースを多く割く傾向にあります。
更に慣れない対面をしているので③④にかかるリソースも非常に多く、⑤にまで行き渡っていないのだろうと考えられます。
ということで今後は「注視する」というメモを繰り返し見るのではなく、③④に必要なリソースをここまでで上げた方法で節約していこうと思います。まずは対面して読みの精度上げからやろうかな。
もっとさらっと書くつもりでしたが長くなってしまいました。
ここまで読んで頂いた方はありがとうございました、次回があれば読んで頂ければ嬉しいです。